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2025/05/15 16 : 02
CATEGORY : [絵の話]

 前述の杉浦さやかさんの特集記事について。

大学の時指導されたイラストレーターの安西水丸さん

杉浦さんの作風についてコメントされています。


 これといってインパクトがある訳ではなくて

感情をごり押しするところでもない、

そこがイラストレーターとして凄いところ、

老若男女、どこの国の人が見ても楽しめる


…大体↑とのこと。
これも大変印象に残る言葉でした。

確かに、そういうものは多くの人に受け容れられて、

しかも長く愛されそうですな。

 インパクトがあったり、強烈な個性の人って、

一時はブームになっても、飽きられやすいかも。

 それにしても、彼女の絵はかわいくて華があるけど

甘ったるくもならない所に好感もてます。品がある。

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2008/11/14 00 : 09
こめんと [ 0 ]とらっくばっく [ ]
CATEGORY : [絵の話]


 元池袋永沢クラスでご一緒していた、Sさんが教える

梅舎茶館のスケッチクラスに参加してきました。(写真左)

もうすっかり講師のベテランさんです。

Sさんじゃなくて、S先生ってお呼びしないと~/////


 講師のお人柄そのままの、居心地いい楽しいお教室でした。

本日は、色についての講義で、塗り絵で色塗りをしたり、

現場で描いたスケッチに着彩したり。

参加メンバー1人1人を優しく程よくサポートして下さって。

HPで拝見していた、Sさんの生原画も拝見できて感激。

 自分が以前から思っていた事ーN先生の著作にあるように

パレットの色の(種類の)リストラがなかなか出来ない問題を

相談したら Sさんも新しい色を増やしたり、混色が好きなので

今はチューブで買って、別の小箱に沢山揃えておられたりと

興味深く伺いました。色が増えるのって私だけじゃなかった!


 その後、横浜でのベトナム在住のTさんの個展会場へ

これがとっても良かったです!私好み。

構図や線描(あまり書き込みすぎず、スピーディで手馴れた筆致)

は勿論、色も(影部分を含めて)凄く美しいです。

透明水彩絵具の魅力を最大限に引き出した作品群にメロメロ。

ポストカード大量に購入してしまいました。(写真右)


2008/11/08 20 : 45
こめんと [ 2 ]とらっくばっく [ ]
CATEGORY : [絵の話]

 先日の個展で、ちらほらご好評をいただいた、

3年前のシルクロードスケッチツアーでの少女の絵。

めでたく身内のところへお嫁入りしました。

K子先生も「はじめは身内(が買ってくれる)」と言われたし。

個展のお礼状、少しづつ出しております。


 ところで・・・

びっくりー!

本日のY新聞の朝刊にN先生のインタビューが

掲載されています。15p目の「読書週間 青春時代と読書」

の特集の中の『「一生の仕事」決めた2冊』という記事です。


青春時代に読んだ中で忘れられない本という事で

岡本一平「新漫画の描き方」(当時、先進社『一平全集』所収

夏目漱石「道楽と職業」(ちくま文庫『夏目漱石全集10』所収)

をあげられています。印象的だったのは後者で

「人間生まれてきたら、いつかは必ず好きなことに出会う。

すると出来ればその好きなことを一生の職業にしたいと

思うのだが、ここでよくよく考えないと、

職業選択の間違いを犯すことになる」

「好きなことなら、徹底して『自分のため』に行うことが

できる。しかし、一旦、それが職業になると大違い。

職業とはしょせん『他人のため』に行うものなのである。

よって道楽、趣味と職業を、たやすく混同してはならない」

・・・です。印象的だったのは

「職業とはしょせん『他人のため』に行うものなのである。」

というくだりです。そうですね~、結局相手がいる事ですから。

 こういうスケッチから収入を得る事はあまり期待していない

(あれば嬉しいけど、生活の基盤は別の仕事で支える)

ので、頷かされる事ばかりでした。

 好きな事を仕事にするのは、好きな事を好きなようにやる

訳にはなかなかいかないでしょうし。好きな事だからこそ

それが辛くなったらいやですしね!

(※天真庵さんについてのお話の続きはまた後日)

2008/10/27 18 : 22
こめんと [ 1 ]とらっくばっく [ ]
CATEGORY : [絵の話]


  14日の講評会は、参加者それぞれが絵を見せながら

今までの変化を振り返っていった感じです。

こうやって見ていくと、皆さん変化がまたあったなと感じます。

 自分の絵はN先生に良く『アーティスティック』と評されます。

今回もそう言われました。

 ようするに、独善的で見る人に配慮せず、

好き勝手絶頂にやっている
という事でしょうか。

万人に気持ちよくないというか癖があるというか。


 「誰の中にも狂気がある。和香菜さんにとって絵を描くことが

自分の中の狂気を上手く出す手段なんだろう。

世俗でそういう部分を出すとその場に居られなくなるけど

絵や芸術で出す分には咎められない」

大体そんな事を言われました。

 でも今回出した「さわはん工房」さんと「天真庵」さんの絵は

そういう要素が今一つだそう。後者は特に、

余りかけ離れてはいけない、とお店に気を使ったからかも。


 あげた絵は、大分前にやった、あるコミックの模写。

この漫画もアーティスティックと形容したい作風なので。

世界的にカルト的な人気がある作品なのですけど

色々とその、物騒な内容なのでタイトルは伏せます。

 丁度先生が平田弘史さんの模写をなさっていた時期で

「気に入った絵のコミックの模写をしたらいいよ」

と言われていたのでやりました。

線の勉強には…ならなかったですね(苦笑)

 こんなアクの強い、存在感のある強迫観念じみた作風に

惹かれます。

 でも、こういうのって“負”のエネルギーに満ちているので

気をつけないといけないかな、とも思います。

 プラスのエネルギーを発散する狂気ってありうるでしょうか。

あ!N先生の絵はそうか!


 と、言う訳で、現在伊勢丹相模原店で開催中の展覧会には

行きます!!


2008/09/19 01 : 38
こめんと [ 0 ]とらっくばっく [ ]
CATEGORY : [絵の話]


 ここ数年出品していた公募展への応募を今年はやめる事にしました。

表示の画像は初めて応募した時、ビギナーズ・ラックで佳作賞をいただいた絵です。

吉祥寺の井の頭公園へ降りていく階段がモチーフ。

う~ん、この頃の方がいい絵のような(色々な意味で)


 出さない理由は第一に時間の余裕が無い、

そして応募の料金が高い!からです。

10号以内で(水彩画だと額装の関係で8号が限度)

1枚で¥12000、2枚で¥15000ですよ。(返送料込み)

大規模な展示とはいえ、このサイズでは高すぎると思います。

額装や搬入で手間やお金もかかるのに。来年からはどうしよう。


 これ、応募したら大体2人に1人は入選するんですよ。

(だから入選作だけでも沢山。展示も大規模)

しかも表彰式・懇親会が平日。

あきらかに美術館の資金集めのための「公募展」です。

 定年退職したおじさんや主婦等、お金持ってそうで「美術」したい人達から

お金をかき集めようとしているのが見え見え・・・って勘繰り過ぎですかねー?

応募倍率の高い芸大美大が入試を重要な資金源にしているのと一緒ですね。


 この美術館、美術界関係者による推薦作家の展覧会の「VOCA展」

もう一つの公募展の「上野の森美術館大賞」、という

『玄人向け』の展覧会も毎年やっております。

それと私の出していた公募展は別物なんですよ。

公募展や美術界について知らない一般の人々にはハッタリにはなると思うけど

『公募展』っていってもピンからきりまであります。

ある程度描けて、お金を払えば入選くらいする「公募展」もあるって事です・・・


 で私は何でこういうところに出していたかっていうと、

水彩のこういう見たものを描くスケッチ画で

小さいサイズの絵を募集する公募が中々無いからです。

多くの公募・団体展は募集規定に凄く大きいサイズを設定しています。

(しかも画材が油彩・ミクストメディアだったりする)

あまりそういうのは好きではないですし

(現実的に自分が描いてもそんな絵を買ってもF100号なんて飾れる場所中々無いし

「粗大ゴミ」が増えたようなもんでしょう。日本の住宅事情だと)
 
 
 ・・・でも、こういうのって所詮お祭りだし、

「美術館に自分の絵が飾られて嬉しい」という人なら

どんどん出せばいいと思います。

自分は・・・また他にいいところ探そうかな。せめてもう少し安いところ。


 ただ、こういう公募・団体展に出して楯だの賞状貰ったり

△△展入選しました!っていう人より

雑誌のイラスト投稿や(競争の激しい)イラストの公募展に出しまくって

賞金○○万円や金券をゲットする人の方を個人的には尊敬します。


2008/06/06 20 : 43
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