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2024/05/20 07 : 33
CATEGORY : [絵の話]


  親が昨年のラジオ深夜便こころの時代の冊子を買っていたので

パラ見していたら画家の渡辺淳(すなお)さん回が。

作家の故・水上勉さんの多くの著書の装丁・挿絵をなさった方で

初めて知ったのが水上さんが建てた若州一滴文庫でです。

 郵便配達夫や炭焼きの仕事の合間に描き続けてこられた、

一般には「日曜画家」といってもいい方のはずですが

不思議なことにそうでもない。存在感があるじんわりくる絵です。

その地から湧き出てきた、風土を体現した感じの作風。

自ら作られた炭窯や蛾を画題にされたり、渋いです。

 N先生がご覧になったら0.01秒で目をそらして

なんの興味もなく行っちゃいそうですが(^^;)

 “画家”にならなくても普通に働きながらでも絵は描けるんだ!

と目から鱗ボロボロだった思い出があります。


 無欲な方らしく、都会に出て画家になる!勉強するとか

認められたい!という気は持たれずに今日まで生まれ育った

福井の佐分利谷を離れすに描き続けられてこられたとか。

何度も都会の画廊で個展を勧められたけど、承知せず、

ファンの方々が日本橋の貸画廊でやっと1回実現なさったとか。

 偏屈だとかいうことでなく、「自らの分を知る」

という御気性なのかなあ、とも感じられます。

(今でもそうだけど)本当の画家には別になりたくない

と言う意味の事を言われています(!)し。

 水上さんと知り合われたのも噂を聞きつけて

作家自ら画家のアトリエに行かれたのがなれそめで

決して売り込んだ訳じゃないし。

だからこそ出会われたのかとも思います。

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2009/01/11 00 : 43
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CATEGORY : [絵の話]

 年賀状下さった方々、どうも有難うございます。

・・・そして、喪中と伺っていたのに、

ついうっかり年賀はがきを出してしまった方、失礼しました_| ̄|○

 N先生からもいただきました!

相変わらず宛名、長い文章は手書き(自分の氏名住所はハンコ)、

沢山賀状を受け取られるだろうに、先生のマメさには頭が下がります。

あのお年で。しかもベトナムツアーの絵を使用って(早!!)

その1節より。

『(奥多摩作品カードについて)まだこれでは

原画の味わいがほとんど出ていません。

研究してもっといいカードに作り直して下さい。』

・・・先生、相変わらず

思った事を一切ちゅうちょせずあからさまに言われますね!(笑)

しかし、全紙サイズをハガキに縮めるんだから

仕方がない?とも思います。A5サイズにすれば違うかな。

2009/01/06 22 : 11
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CATEGORY : [絵の話]


  ・・・とはいえ、自分がお金貰えるなら

相手の需要に合わせようとしますとも。

依頼されて描いた絵の細部。

 とにかく依頼主様が作り上げてきたこの場所を

一つ一つ丁寧に、描き落とさないようにする事。

 くれぐれも「自分のタッチ」ではしょったり

あいまいにせず、『記録』する事。

 自分としては楽しかったですけど、N先生には

「他人におもねっている」絵と言われてしまうかも。


 私が人の絵を見ていい、と感じるのは

描いた人が人目を考えず、野生のカン全開で

描いた絵が多いと思います。あくまで好みですけど。

 たまたまイラストレーションの雑誌を見ていたら

イラストレーターの一番大事な資質は

「自分を客観的に見られること」とありました。

描きたいという衝動にまかせてではなくて

自分が何を求められているかをちゃんと理解した上で

作品作りをこなせる人だとか。



 それは仕事として必要でしょうね。

ただ、プロフェッショナルに徹して

やっていける人はいいし尊敬するけど

「売れる」絵を描こうとして辛くなったり

こなせてもそんな自分が嫌になって、

商業美術の世界からドロップアウトしたり。

 N先生の本を読んでぺんスケッチを始められた

人達の中でも、それ以外の方々の中でも

直接・又聞きでいくつかそんな例を見聞きしてきました。


 自分が絵を描く時はなんとなく「好き」な方に行く。

それで敬遠される事があっても「あなたの絵、好き!!」と

たまにでも言っていただけるのが凄く嬉しい。

 人間についても言えることだけど、

多くの人にそこそこ好印象の絵って、下手をすると

「誰にも愛されていない」ものになりかねないよな。

 ・・・あまりまとまりの無い文ですみません。


2008/11/23 22 : 54
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CATEGORY : [絵の話]


  大恩あるN先生の新刊が出ました!

楽しく楽しく拝読しました。

 今回掲載の絵は、わりと荒削りで野性的。

イラストレーションとか「商業向き」の絵ではなくて

あまりきっちり描き込んでなく、線が少なめな絵が多いような。

今までの本にあった「完成度」が高い、

一般受けするような絵は少ないような気がします。

 でもこれが「引き算」スケッチかどうか。

アタマで「線を減らそう」なんて計算せず

時間に制約のある旅先、自分の力の持てる限りの力で

その都度即興気味に素早く描いた「素」が出た絵。


 ここのところ線を引き算する・サラサラスケッチについて

ネットのあちこちで意見を拝見して

何かもやもやしていたのですでけど。

なんだかはっきりしました。


「疲れなく見る人も見易いように」って制作姿勢って

一見正しくて世間様にも通りのいい主張ですけど

なんだかみみっちくないですか?

 それが一概に悪いとは言えないですけど。


 俗世間で生きていれば、人の価値観に合わせる時も

必要でしょうけど・・・絵を描く事って旅や恋愛のように

自分の素に帰る数少ない大切な機会じゃないかと。

(今までの先生の本を拝読してそう読みました。)


 ・・・そんな時でも「他人様の目」に配慮って、

随分不自由な生き方があるんだなあとびっくり!

 例えて言うなら「この人は好きだと思うけど

清い関係でいるべき」「この人は好きになるべきでない」

みたいな?「正しそう」だけど、わくわくしない・・・。


 ・・・あのー、えーと、私、毒吐いていますか?

いちおう続きます~(読んでいる方いるか分からず)


2008/11/21 23 : 25
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CATEGORY : [絵の話]


  本日、銀座の画廊で開催!のI川さんの個展に

行って参りました。とっても良かった!

 1点1点しっかり描き込んで塗りこんだ絵で

見ごたえあり。明日まで銀座の渋谷画廊で開催です。

描き込む傾向のある人は、どんどん描き込めば

イイと思います。見ていて疲れる絵でもいいじゃないですか。

 さらっと描く人、描き込む人それぞれに。

…と、描きこみ系スケッチャーの末席にいる(つもり)

の私めは思います。描きこめ、塗りこめ!


 ところで、突然ですがグループ展参加のお知らせ。

11/2に紹介した絵の注文主様の個人の御宅で

ビーズやら料理やら針仕事やら私の絵とか持ち寄りで

文化祭みたい?に楽しくやる予定です。

 他に美容で顔のリンパマッサージの副業?を

お持ちの方とかお皿の絵付けとかの方も参加なさるようです。

総武線のH駅そば(江戸川区)で11/20(木)~11/24(月)に。


 私めはもう完成するこちらのお家の絵に加えて、

先月の個展に出した絵の3点と合計4点出品予定です。

 個展の絵は全紙2点(鎌倉の樹・トスカーナの城壁)と

画像に出したトスカーナの街の広場の絵です。

これは個展ではファイルにて閲覧していただいていたもの。


 一人一人ではおぼつかないかもしれないけど、

それぞれ持ち寄りなら大きな楽しい事が出来るかも。

あ、デザインフェスタとも(スケール違うけど)似ている?


2008/11/15 19 : 57
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