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2024/04/27 16 : 12
CATEGORY : [映画]
 
 観てきました。(公式サイト

突っ込みし放題な設定・人物造形だけど、

それを超えてずっしりとした感触と深い余韻を残す映画でした。

原作も読んでみたい。

 おおまかな設定を知っていたので一瞬「輝夜姫」~?と思ってしまいましたけど。

(※実際はだいぶ違いますけど。あれで「オリジナル」がセレブならねえ)

 原作者のカズオ・イシグロが50~60年代の古き良き日本映画が好きで

制作サイドがその辺を徹底的に研究して作ったと聞いて

なんだか納得しました。諦観と陰影に満ちた良い作品だと思います。


 DVDになってから見ようと思っていたのにあえて観に行ったのは

予告編に大好きな女優のシャーロット・ランプリング様が
出ていたから。

 年とってもあの独特の眼差し、チラッとでても分かりました。

画像は若い頃の彼女のポートレイト・スケッチです。

以前某所に飾っていただいたもの。

 「地獄に落ちた勇者ども」の頃の彼女は信じられない位優雅で可憐でした。
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2011/05/10 01 : 43
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CATEGORY : [映画]


 まずは個展の宣伝を。

作家の故・水上勉さんの多くの著作の

装丁・挿絵を手掛けられた画家渡辺淳さんについて

当ブログで少し書いた事がありますが

なんと渡辺さんご本人からコメントと

GWの個展のお知らせをいただいてしまいました。

弱小なブログでもやっていると

こういう事があるのですね。恥ずかしくもあるけどびっくりです。

銀座の兜屋画廊で5/4から開催予定です。お薦め!!


 さて、絵も描けずブログも更新できずすみません。

新しい職場が「1年で一番忙しい時期」とかで

毎日大残業で死にもの狂いで働いていました。ふらふらです。

 5月以降はそうでもないと言うけど…本当に?


 今日は休みを頂けたので(2連休♡)爆睡した後

面白いと評判の映画「シャーロック・ホームズ」を観に。

昔TVでやっていた英国紳士なホームズのドラマが好きだったので

アメリカ人が演じるパンクなホームズに抵抗があったのですが
(無駄にイケメンなワトスンにも)

とっても面白かったです!

ホームズもワトスンも凄い武闘派!(原作通りではありますが)

 ホームズが敵とやりあう直前にいちいち、

攻撃や相手へのダメージをシュミレーションするところが

(そしてその通りになるのが)らしくて素晴らしい。

ワトスンもそもそも彼はアフガンからの復員兵だから、

あれぐらい実戦に長けているのは当然でしょうし。

 連続活劇に秘密結社にスチームパンクな機械や実験室と

楽しいものばかりで大満足でした。

アイリーンは笑っちゃうくらいに“峰不二子”だし。

こちらでも詳しいです。間に合って良かった!!
 


2010/04/29 00 : 02
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CATEGORY : [映画]


物凄くお薦めの映画を紹介します。

今日渋谷に出て、小さい映画館アップリンクで

ドキュメンタリー「泣きながら生きて」を観ました。


 その辺の「泣ける映画」なんて目じゃないですよ。

詳しくは公式サイトを見ていただきたいですが

丁さんご一家の生き方に圧倒されるばかり。


 一番泣けたのは8年ぶりに再会した18歳の娘さんが

「白髪がある」というくだり(死ぬ程猛勉強したんだ…)

 もう一つ、その5年後に今度は奥さんが

やっとビザの申請が降りてNYの娘に会いに行くんだけど

奥さんもトランジットで13年振りに夫と再会する、

その少し前に丁さん(夫)がはとバスのパンフレットを

チェックしているんですよね。

「奥さんのために奮発するのかな、

でも¥8000なんて大金では?」と思っていたら

なんと行程を書き写して(コースをチェックして)

その行程で奥さんをもてなすのですよ。゚(゚´Д`゚)゚。

 娘さん奥さんが成田空港から発つのを送るのに、

お父さんは成田駅で降りてしまう。不法滞在者なので

パスポートチェックのある成田空港駅の手前で

降りるんです。そこもぐっときました(´;ω;`)

やたら声を掛け合ったり別れを惜しんだりしないのですよ。

お互い耐えて、なるべく相手の方を見ようとしない。


 自分がこの先子供を持つ事があったとしても

ここまで自分の楽しみや夢を捨てて尽くせるか

とても自信がありません。それにやれたとしても

「私はあなたの為にこんなに尽くしてあげたのよ」

「だから感謝しなさい」と押し付けたり

逆に犠牲になったという被害者意識を持ちかねない。


 日本や日本語学校にも(夢を裏切ったようなものなのに)

最後に手を合わせて感謝したり(イイ人過ぎて胸が痛い)

 子供に夢を託して、子供がそれに応えて、と

丁さん一家のケースは本当にレアケースだと思います。

凄いけど、容易に真似はしない方がいいと感じました。

 関東では東京と神奈川で、地方でも愛知から鹿児島まで

上映されるそうなので是非是非お薦めです。


2010/01/30 18 : 33
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CATEGORY : [映画]


 ソフトバンクのタランティーノ監督の出ているCM、

痛すぎ。見ていて居たたまれません…


 という訳で、イングロリアス・バスターズ

(=栄光無き野郎共。以下イングロ)

見ました。途中までは(特に第1章!)面白かったけど

う~ん、後半は「そんな上手くいくはずないだろ」

「スパイがそんな抜けている訳ないだろ」と今一つでした。

 内容はと言いますと…

 時は第二次世界大戦中の話。ブラピ演じる大佐に

『ナチ共の頭の皮を100枚はいでこい』

と指令を受けた米国ユダヤ人部隊、イングロがフランスに潜入、

ナチスの兵を血祭りにあげていく。(ホントに頭の皮はいでるよー)

 その頃パリの映画館に勤めるユダヤ人の少女ショシャナは

家族を惨殺したナチスに壮絶な復讐をとり行おうとしていた…
(念のため書いておくと、この話は完全なフィクション)

 イングロの面々は、ナチスに対抗する余り、

ナチより凶悪な振る舞いです。今まで映画の中のユダヤ人は

ホロコーストの悲劇の犠牲者だったり

ウディ・アレンのような神経質でひ弱な道化キャラが

一般的だったけど今後は暴力的でデンジャラスなイメージに…

(シャレにならん)

 しかし、ただの銃撃シーンでもあんなに残虐になるのはこの監督ならでは。

 ナチスSSのランダ大佐を演じた俳優さん

独・英・仏・伊語に堪能で、同じ人がホイホイと

違う言語を話すのを見るのが個人的には一番の圧巻でした。

 それと英語を話すときは英語、ドイツ人同士ではドイツ語、

フランス人との会話ではフランス語、と当たり前だけど

映画じゃなかなか無い撮り方で(大抵の映画は英語に統一なので)

非常に嬉しかったです。通訳する役がいたりして。
 


2009/12/06 01 : 36
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CATEGORY : [映画]


 お久しぶりです。

今日の「なんでも鑑定団」に地元のお蕎麦屋さん

が出ていた!!!!!(美味しい名店です)


 先日英語により触れる事も兼ねて

「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」

という映画を見に行きましたが、とっても良かったです。

 80年代初頭、脚光を浴びて多くの後続の大物バンドに

影響を与えた「アンヴィル」というヘヴィ・メタルバンド

…が、結局商業的には成功できず。

 妻子持ちな50歳のオヤジになっているというのに

給食配送や土方のようなアルバイトで食いつなぎ、

あるメンバーは家もないホームレスとして暮らしながら

いまだに成功を夢見てバンドを続けている…と言ったら

何この痛いおやじ達は、と思うでしょう。


 しかも何十年ぶりにヨーロッパツア―は

駄目なマネージャーのせいで空港の床で夜を明かしたり

道に迷って遅刻したお店ではギャラを払って貰えず、

1万人収容の会場にお客さんが174人だけ…だったり

昔一緒にツアーを回った大物ミュージシャンには

忘れられていたり。

 もう観ていてる方もしょぼ~ん('・ω・`)とする

アイタタぶりなのですが(奥さんやお姉さん達、偉い!)

それでも解散して『カタギ』にならずにやり続ける。

「あなた達の最大の強みは30年続けてきた事だ」

「それがすべてだ」

とか泣けます。

 ダスティン・ホフマンがこの映画の応援団長を

買って出たそうですが同じユダヤ人である生い立ちとか

(ドラムのロブのパパはアウシュビッツからの生還者!!)

自分に通ずるものを感じたのかなと思いました。

 映画のお陰で英米でアンヴィルが注目されているそうで

良かった良かった。自分はメタルは良く分かりませんが

音楽性は高いみたいです。続けるって凄い。


2009/10/27 22 : 08
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