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2024/04/27 01 : 09
CATEGORY : [絵の話]


  親が昨年のラジオ深夜便こころの時代の冊子を買っていたので

パラ見していたら画家の渡辺淳(すなお)さん回が。

作家の故・水上勉さんの多くの著書の装丁・挿絵をなさった方で

初めて知ったのが水上さんが建てた若州一滴文庫でです。

 郵便配達夫や炭焼きの仕事の合間に描き続けてこられた、

一般には「日曜画家」といってもいい方のはずですが

不思議なことにそうでもない。存在感があるじんわりくる絵です。

その地から湧き出てきた、風土を体現した感じの作風。

自ら作られた炭窯や蛾を画題にされたり、渋いです。

 N先生がご覧になったら0.01秒で目をそらして

なんの興味もなく行っちゃいそうですが(^^;)

 “画家”にならなくても普通に働きながらでも絵は描けるんだ!

と目から鱗ボロボロだった思い出があります。


 無欲な方らしく、都会に出て画家になる!勉強するとか

認められたい!という気は持たれずに今日まで生まれ育った

福井の佐分利谷を離れすに描き続けられてこられたとか。

何度も都会の画廊で個展を勧められたけど、承知せず、

ファンの方々が日本橋の貸画廊でやっと1回実現なさったとか。

 偏屈だとかいうことでなく、「自らの分を知る」

という御気性なのかなあ、とも感じられます。

(今でもそうだけど)本当の画家には別になりたくない

と言う意味の事を言われています(!)し。

 水上さんと知り合われたのも噂を聞きつけて

作家自ら画家のアトリエに行かれたのがなれそめで

決して売り込んだ訳じゃないし。

だからこそ出会われたのかとも思います。

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2009/01/11 00 : 43
こめんと [ 0 ]とらっくばっく [ ]
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