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先日の個展で、ちらほらご好評をいただいた、 3年前のシルクロードスケッチツアーでの少女の絵。 めでたく身内のところへお嫁入りしました。 K子先生も「はじめは身内(が買ってくれる)」と言われたし。 個展のお礼状、少しづつ出しております。 ところで・・・ びっくりー! 本日のY新聞の朝刊にN先生のインタビューが 掲載されています。15p目の「読書週間 青春時代と読書」 の特集の中の『「一生の仕事」決めた2冊』という記事です。 青春時代に読んだ中で忘れられない本という事で 岡本一平「新漫画の描き方」(当時、先進社『一平全集』所収)と 夏目漱石「道楽と職業」(ちくま文庫『夏目漱石全集10』所収) をあげられています。印象的だったのは後者で 「人間生まれてきたら、いつかは必ず好きなことに出会う。 すると出来ればその好きなことを一生の職業にしたいと 思うのだが、ここでよくよく考えないと、 職業選択の間違いを犯すことになる」 「好きなことなら、徹底して『自分のため』に行うことが できる。しかし、一旦、それが職業になると大違い。 職業とはしょせん『他人のため』に行うものなのである。 よって道楽、趣味と職業を、たやすく混同してはならない」 ・・・です。印象的だったのは 「職業とはしょせん『他人のため』に行うものなのである。」 というくだりです。そうですね~、結局相手がいる事ですから。 こういうスケッチから収入を得る事はあまり期待していない (あれば嬉しいけど、生活の基盤は別の仕事で支える) ので、頷かされる事ばかりでした。 好きな事を仕事にするのは、好きな事を好きなようにやる 訳にはなかなかいかないでしょうし。好きな事だからこそ それが辛くなったらいやですしね! (※天真庵さんについてのお話の続きはまた後日) PR |
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かもね・・・
漫画で味わったので、なんとなく判ります。
ですから、スケッチは見る人に媚びるような絵は描くまいと思っています。 ちなみに、一緒に載っていた深町眞理子さんの翻訳した本は、ずいぶんと読みました。 そして、もう一人ヤンイーさんの青春の一冊が、私も大好きな筒井康隆の本! この3人が載ったのは、偶然なのでしょうが、なんだか朝から嬉しかったのでした。 おおっ、ひろし様もY売新聞購読でしょうか。
自分はそうだから(絵はお金を期待しないで好きなように描きたい)、
プロとして絵を描いたりしておられる方を尊敬していますけど。 自分の好き嫌いを横において、依頼をこなせるって凄い事ですから。 深町眞理子さんのお言葉で 「翻訳者として作品に向かう以上、個人の好悪の感情をもちこんではならないし、 それによる弁解(不得手な分野だからうまくいかないといったたぐいの)もいっさいしない」 というプロの心意気にしびれます。そうでないとね! 筒井康隆は静かで詩情あふれつつ、ちょっと怖い短編群が好きです。 |
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