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2024/04/26 01 : 11
CATEGORY : [絵の話]

 先日の個展で、ちらほらご好評をいただいた、

3年前のシルクロードスケッチツアーでの少女の絵。

めでたく身内のところへお嫁入りしました。

K子先生も「はじめは身内(が買ってくれる)」と言われたし。

個展のお礼状、少しづつ出しております。


 ところで・・・

びっくりー!

本日のY新聞の朝刊にN先生のインタビューが

掲載されています。15p目の「読書週間 青春時代と読書」

の特集の中の『「一生の仕事」決めた2冊』という記事です。


青春時代に読んだ中で忘れられない本という事で

岡本一平「新漫画の描き方」(当時、先進社『一平全集』所収

夏目漱石「道楽と職業」(ちくま文庫『夏目漱石全集10』所収)

をあげられています。印象的だったのは後者で

「人間生まれてきたら、いつかは必ず好きなことに出会う。

すると出来ればその好きなことを一生の職業にしたいと

思うのだが、ここでよくよく考えないと、

職業選択の間違いを犯すことになる」

「好きなことなら、徹底して『自分のため』に行うことが

できる。しかし、一旦、それが職業になると大違い。

職業とはしょせん『他人のため』に行うものなのである。

よって道楽、趣味と職業を、たやすく混同してはならない」

・・・です。印象的だったのは

「職業とはしょせん『他人のため』に行うものなのである。」

というくだりです。そうですね~、結局相手がいる事ですから。

 こういうスケッチから収入を得る事はあまり期待していない

(あれば嬉しいけど、生活の基盤は別の仕事で支える)

ので、頷かされる事ばかりでした。

 好きな事を仕事にするのは、好きな事を好きなようにやる

訳にはなかなかいかないでしょうし。好きな事だからこそ

それが辛くなったらいやですしね!

(※天真庵さんについてのお話の続きはまた後日)
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2008/10/27 18 : 22
こめんと [ 1 ]とらっくばっく [ ]
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COMMENT
漫画で味わったので、なんとなく判ります。
ですから、スケッチは見る人に媚びるような絵は描くまいと思っています。

ちなみに、一緒に載っていた深町眞理子さんの翻訳した本は、ずいぶんと読みました。
そして、もう一人ヤンイーさんの青春の一冊が、私も大好きな筒井康隆の本!
この3人が載ったのは、偶然なのでしょうが、なんだか朝から嬉しかったのでした。




【2008/10/2921:25】||ひろし#2ab093d806[ EDIT ]
おおっ、ひろし様もY売新聞購読でしょうか。
 自分はそうだから(絵はお金を期待しないで好きなように描きたい)、
プロとして絵を描いたりしておられる方を尊敬していますけど。
自分の好き嫌いを横において、依頼をこなせるって凄い事ですから。
深町眞理子さんのお言葉で
「翻訳者として作品に向かう以上、個人の好悪の感情をもちこんではならないし、
それによる弁解(不得手な分野だからうまくいかないといったたぐいの)もいっさいしない」
というプロの心意気にしびれます。そうでないとね!
筒井康隆は静かで詩情あふれつつ、ちょっと怖い短編群が好きです。
【2008/10/29 21:57】
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