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2024/04/27 10 : 31
CATEGORY : [展覧会]

ラブホの夢は夜ひらく

「HEAVEN 都築響一と巡る社会の窓から見たニッポン」展も

後もう少しでレポート終わりですからねー。

岡本太郎が手掛けた、と言われたら信じてしまいそうな

あるラブホテルの内装(画像)

 展覧会では多種多様のラブホの写真に、

ご丁寧に名前と連絡先がそえてあります。

 海外の建築家やデザイナーが来日した時、

彼らが真っ先に行きたがる場所は「ラブホテル」だそうです。

デザイナーのこじゃれた建築や神社仏閣ではなくて。

 でも日本ならではのラブホテルを

きちんと取材している業界人なんてまずいないので、

困ってラブホテルに詳しい都築さんに連絡が行くそうです。

 都築さんによると、エロ方面でのクリエイティビティは

日本が世界一で、ラブホテルの内装や各地の秘宝館を

「こんなもの日本にしかないから」

「今取材しておかないと無くなっちゃうから」

と一生懸命訴えても他の人が取材してくれないから仕方なく、

そのうち皆良さが分かってくれると信じて取材して本も出してきたのに

どんどん秘宝館は潰れていくし、ラブホも潰れるし

(あるいは今風のシティホテルに改装される)

本は重版されないし(泣)

 それでも美術館も美術雑誌や建築やインテリア雑誌も、

ましてや美術大学も取り上げない「市井のアート」を

「無くしてしまう前にできるだけ」と今日も取材し続ける。

 旅行の前に行った日本有数の現代美術のギャラリーは、

とってもつまんなかったです。身体も匂いも無い感じ。

でもこの展覧会には体温や匂い、涙も汗もある。
 

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2010/07/06 23 : 05
こめんと [ 0 ]とらっくばっく [ ]
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