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パラ見していたら画家の渡辺淳(すなお)さんの回が。 作家の故・水上勉さんの多くの著書の装丁・挿絵をなさった方で 初めて知ったのが水上さんが建てた若州一滴文庫でです。 郵便配達夫や炭焼きの仕事の合間に描き続けてこられた、 一般には「日曜画家」といってもいい方のはずですが 不思議なことにそうでもない。存在感があるじんわりくる絵です。 その地から湧き出てきた、風土を体現した感じの作風。 自ら作られた炭窯や蛾を画題にされたり、渋いです。 N先生がご覧になったら0.01秒で目をそらして なんの興味もなく行っちゃいそうですが(^^;) “画家”にならなくても普通に働きながらでも絵は描けるんだ! と目から鱗ボロボロだった思い出があります。
認められたい!という気は持たれずに今日まで生まれ育った 福井の佐分利谷を離れすに描き続けられてこられたとか。 何度も都会の画廊で個展を勧められたけど、承知せず、 ファンの方々が日本橋の貸画廊でやっと1回実現なさったとか。 偏屈だとかいうことでなく、「自らの分を知る」 という御気性なのかなあ、とも感じられます。 (今でもそうだけど)本当の画家には別になりたくない と言う意味の事を言われています(!)し。 水上さんと知り合われたのも噂を聞きつけて 作家自ら画家のアトリエに行かれたのがなれそめで 決して売り込んだ訳じゃないし。 だからこそ出会われたのかとも思います。 PR |
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